ロイテリ菌は、人の母乳や体内から発見された天然の善玉乳酸菌です。
歯科分野では、高い歯周病予防を持つものとして注目されています。
タブレットやヨーグルトなどから摂取できるロイテリ菌ですが、具体的にはどのような虫歯予防効果があるのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。
歯科クリニックで行う歯周病治療の効果向上、持続
歯周病を治すためには、歯科クリニックで歯石を除去するなどのプロフェッショナルケアが不可欠ですが、その後に口の環境をどう維持するかが大きな課題となります。
ロイテリ菌を毎日の習慣にすると、歯科医師や歯科衛生士がキレイに掃除してくれた口のスペースに、真っ先に善玉菌として住み着いてくれます。
悪玉菌が再び戻ってくる空きスペースをロイテリ菌が占拠するため、治療直後のキレイな状態を長くキープできます。
国内外の歯科医療現場でも、治療効果を最大限に高め、その後の再発を徹底的に防ぐためのバクテリアセラピーとして、実際の治療のサポートに導入されています。
歯槽骨の破壊、吸収の予防
歯周病のもっともおそろしいところは、炎症が歯茎の奥深くまで進むと、歯を支えている歯槽骨という骨をドロドロに溶かしてしまう点です。
骨が溶けると歯はグラグラになり、最終的には抜けてしまいます。
この骨の破壊は、歯周病菌の毒素だけでなく、体が菌を攻撃する際に生じる過剰な免疫反応によって起こります。
ロイテリ菌の強力な抗炎症作用は、この骨を溶かす命令を出す物質の暴走を抑える効果があります。
つまり歯茎の腫れを引かせるだけでなく、そのさらに奥にある重要な骨の破壊にまでブレーキをかけ、自分の歯をしっかりと支え続けるための土台を守るメリットがあります。
歯周病関連の全身疾患のリスク低減
近年は、歯周病菌やその炎症物質が血管を通って全身に回ると、糖尿病を悪化させたり、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、認知症などを引き起こしたりすることが判明しています。 特に、糖尿病と歯周病は相互に悪化させ合う最悪の相関関係にあります。
ロイテリ菌を摂取して口の中の歯周病菌を徹底的にコントロールすることは、単に口の健康を守るだけでなく、血管から全身へ巡る毒素の量を減らすことにつながります。
歯周病の炎症が治まることで、血糖値を下げるインスリンの働きが改善したという報告もあり、口内ケアを通じて、命に関わる全身の大きな病気のリスクを未然に防ぐという究極のメリットがあります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ロイテリ菌を摂取すると、虫歯治療直後のキレイな状態を長くキープできる
・ロイテリ菌の強力な抗炎症作用は、骨を溶かす命令を出す物質の暴走を抑える
・ロイテリ菌を摂取して口の中の歯周病菌を徹底的にコントロールすることは、血管から全身へ巡る毒素の量を減らすことにつながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!


